読書が好き

 私の趣味は読書です。ジャンルに関係なく読んでいますが、その時々で流行りのようなものがありまして、一時期はミステリーばかり読んでいましたが、最近はもっぱら村上春樹さんを読んでいます。ヘルマン・ヘッセブームや小林秀雄ブームがあったりして、そういうブームの時は一人の作家さんの本を集中的に読んでいます。それが今は、村上春樹さん。

 読書のいい点は、小説であれば、登場人物に感情移入することで、自分自身も小説の世界をあたかも体験しているかのような経験を得られることだと思います。現実の世界では体験できないことも、登場人物の視点に代わることで、追体験できる。小説に限らず、映画やドラマでもできるのですが、私は文字を読むことが好きなので、読書を通してそういった経験をしています。

 また、本を読んでいると、頭がクリアになる瞬間があるのです。多分集中した結果だと思うのですが、本の内容にのめりこんで、脳が別のことを考えなくなるというのか。たとえば、外から帰ってきて、頭の中が疲れたりいろんな雑音の残響で嫌な感じになっているときがあるのですが、そういうときにマインドフルネスをしたり読書をしたりすると、気持ちが落ち着いて、雑念や雑音が散り、静かな気持ちで集中することができたりします。私は外出して疲れた時などには、本を読み始めるか、可能ならばマインドフルネスをするようにしています。読書の効果を考えたとき、読解力が付くとか、語彙力が上がる、といったことよりも、この集中することで瞑想状態になる、というのが一番最初に思いつくものでした。

 もちろん、読書のおかげで語彙力は上がるかもしれません。いろんな表現が散りばめられていますし、普段使わない言葉を知ることもできます。読解力も、私の場合ですが、ついたような気がします。本を読んでいると、胸に染み入るような、とても素敵な表現に出会ったりします。そんな時、「わたしもこんな表現ができるような人になりたいな」と思うのです。そして、「こんな文章を書きたい」とも。

 私の本の楽しみ方は、もしかしたら「こんな文章を書きたい」と思いながら読む、という部分が大きいのかもしれません。それは、私が文章を書くことが好きだからだと思うのですが、作家の方々の才能に触れ、自分をブラッシュアップしたいし、憧れるなあと思うことが楽しいからだとも思うのです。普段の自分の表現職に幅や深みが出て、今まで感じた物以上のものが感じられることを期待しているのかもしれません。虹の美しさを、いろいろな風に感じられたら、もっと虹が美しく見えるのではないだろうか?カエルの鳴き声も、もっと違った風に聞こえ、哀愁でもあるのかもしれないと思えるようになるとか。

 読書は、私に新しいものの見方、感じ方を与えてくれます。その新しい世界で、もっと深く深く楽しみ、笑い、泣いて怒りたいのだなと思うのでした。

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